『入社がゴールではない!』というのは私の口癖でもありますし、多くの転職支援者が同様の事を考えているでしょう。では、転職支援者は入社後に何をするのか?私の場合はだいたいの方に『入社1ヶ月後の確認』という形でコミュニケーションを取っています。
『入社1ヶ月後』を目途にに状況確認をしています!!
入社後の状況が気になるのが、初日、1週間後、1ヶ月後、と思っています。ですので、だいたいそれぞれのタイミング、特に1ヶ月後までには、何かしらの連絡を取っています。話を聞くと、反応や感想は本当に人それぞれで、驚く時もあります。
入社1ヶ月後の変化!?
皆さんは『入社1ヶ月後』と聞いて、どう感じますか?
『入社1ヶ月後』なんて、まだ見習い程度の仕事で、会社の事なんて何も分からないでしょう?というのも多い意見だと思います。
『入社1ヶ月後』もすれば、だいたい職場の雰囲気や仕事の流れが見えてくるでしょう?これも、同様に多い意見だと思います。
どちらが正解か?
私の考える答えは、どちらも正解であり、どちらも不正解である、という事です。まず、この2つの違いには、その人がどういう人かという要素が非常に大きいと考えています。特に、年齢と転職経験。経験が多ければ多い程、比較対象の情報があるので、予測がつくと思います。但し、あくまでも『入社1ヶ月後』です。それで何かを判断するには早いでしょう。
例えば、『無茶苦茶残業が多いんですよ!!』と言われても、たまたまその月だけかもしれませんね。
入社前の状況2つのパターン
入社後早い段階で心配事を相談してくる方には、2つのパターンの人を多く見受けます。
不安要素を抱えながら入社する方
とにかく心配性だったり、それまでのキャリアで大変な環境を経験した為か、ちょっとした事にも敏感になっています。入社後に何か気になる事が起こったり、周りの上司や先輩社員の言動が気になったり、辞めた人の話を聞いて驚いたり。こういう方には、出来る限り入社の段階でネガティブな考えをリセットして、新たな目で新しい環境を見てもらえるように努めています。
期待を大きく持ちすぎて入社する方
初めての転職や、大手企業へ転職する方に多い気がします。とにかく新しい環境にいけば良い事ばかりと期待しているのです。環境というのは、どこへ行っても様々です。その方が良いと感じる事もあれば、悪いと感じる事もあります。しかし、総合的に判断する事は難しく、悪い要素ばかりを強く受け止めてしまう方が多いです。こういう方には、入社前の段階で、どこへ行っても違うと思う事や苦手な人はいるもので、自分自身がしっかり持つ事、環境にだけ期待ばかりを持たない事、等を伝えています。
迷ったときは少し戻る!!
ハイキングや登山をする方であれば、もし道に迷ったと感じた時は、確実に合っていたと思われる地点まで戻るという考えをお持ちでしょう。キャリアも同じです。『入社1ヶ月後』で道に迷っていると感じたら、少し戻ってみましょう。出来れば、『そもそも何のために転職したんだっけ?』というところまで戻る事が出来ると、目先の環境の問題をどう捉えるべきか分かってくると思います。新しい職場では、転職の目的・目標を達成する為の努力をしましょう!!