希望企業から内定をいただいたら確認しておくことがあります。それは「労働条件」です。
大概の企業では「内定通知書」や「労働条件通知書」というタイトルの文書に、法令上定められた労働条件が明記されています。エージェント紹介での場合は、エージェント経由で受け取ることと思います。
この文書に記載された内容に準じて労働することを承諾するのが内定承諾です。ですから、しっかり内容を確認し、気になる点がないようにしておく必要があります。選考応募の際に見る求人票の内容も大事ですが、内定通知書はより大事ということになります。
気になることは確認しましょう
気になる点があればもれなく問い合わせましょう。
たとえば、拠点が複数ある企業の場合は面接時に勤務地について打診などされることもあります。内定通知では希望の就業場所となっているのか記載の確認をしましょう。
また、裁量労働制度やみなし残業手当支給制度などを導入している企業の場合は、詳細に記載されているかどうか、入社してから「聞いてた話と違う」と思わずにすむように曖昧な点があれば聞くべきです。
問い合わせるときは、五月雨式にパラパラと聞かずに一度に確認できるようにまとめて質問しましょう。
承諾するにしても辞退するにしても早めに回答を
煽るわけではありませんが、内定いただいた企業へいつまでも回答しないでいるのは良くないことです。入社するにあたり「最低限ココだけは!」というポイントがあると思います。そのあたりを踏まえて内容をチェックし、早い決断ができるように前もって心積もりしておくのもひとつです。
とはいえ時間がかかりそうな場合は、どのような事情で決断できずにいるのかエージェントへご相談ください。
また、承諾した後に辞退することは違法行為ではありませんが、承諾した時点で企業側は受け入れ準備を開始します。備品や作業着などを手配したり、選考中の候補者の方々へ不採用の連絡をしたり。承諾後の辞退はご迷惑をおかけすること必至です。やむを得ない事情がないかぎり、社会人として避けたいことです。