「深呼吸してますか?」

カウンセリング相談にいらした方へお話しすることのひとつです。

仕事に夢中になり、パソコン画面とにらめっこしていると、まばたきすることを忘れている自分に気づくことはありませんか?これと同様に、ストレス状態にある場合は無意識に呼吸が浅くなっているのです。ふと息苦しさを感じるのは呼吸が浅くなっているから、とも言えます。

ストレスなく働く、ということは大変理想的な話です。しかし、なかなか無理な話でもあります。であれば、上手につきあうしかないですよね。

ストレスを感じたとき体内でおきること

血管が縮む → 血圧が上昇 → 血中酸素量が低下 → 呼吸が浅くなる

緊張状態が続く上に血の巡りが悪くなるので、内臓の働きを弱めたり体が冷えたり、肩こりを招いたりと良いことがありません。

深呼吸による効果

血管の拡張→酸素濃度上昇→副交感神経の働きが強まる

α波が出てリラックス状態に近くなります。深呼吸は気を紛らわせているのではなく、理にかなった行為だということがわかります。つまり深呼吸することで、いつでもどこでも自分自身でストレス状態を退避することができるのです。

深呼吸のしかた

鼻から息を吸う:

ゆっくりとお腹いっぱいにためこむイメージで。

口から息を吐く:

吸うときと同じくらいの時間をかけて。口をすぼめて「ふぅー」とすべて吐き出す。これを数回繰り返す。

職場では気付いたときや休憩時間に、自宅ではお風呂に温まりながら行うのがおすすめです。