仕事には必ずやりがいや面白さがあります。生活の為に働くというのも当然必要なことではありますが、それだけの理由で働くというだけでは、毎日続けていくには少々つらいです。
月曜日から金曜日までが早く終わって欲しいと感じ始めたら、ちょっと立ち止まって考えてみたほうが良いかもしれません。休みの日以外の働いている時間が早く終わって欲しいということは限りある人生の時間を自ら減らしてしまう行為だからです。
仕事のやりがいや面白さを感じることができるようになるために、できることはいくつかありますが、「転職」というのも一つの方法になります。
転職活動で企業に求めることは何ですか?
転職相談では、下記を必ずお聞きしています。
- 転職しようとしている理由
- 転職先企業に求めること(どのような環境?どのような仕事内容?携わりたい製品は?等)
一つ目の転職しようとしている理由については、現職での不満点がすぐに出てくるのですが、二つ目の転職先企業に求めることについては、「特にこだわりはない」という方が、いらっしゃいます。勤務地や給与条件、転勤の有無といった条件面での希望は出てくるのですが、仕事内容についての希望が出てこないのです。
とにかく働かなければならないと思っているからということが、ほとんどですが、条件面の希望が叶ったとしても長期で考えた場合、仕事内容にある程度の希望がないと、仕事のやりがいや面白さを感じることは難しいかと思います。
仕事内容の希望やキャリアビジョンは、今後仕事をしていく上で非常に大切なポイントになりますので、決まっていない方については、キャリアカウンセリングを重ね、整理し、明確にした上で、候補企業を紹介するようにしています。
製造業界の技術職は仕事のやりがいや面白さを感じやすい職種
弊社で転職支援させていただいている製造業界の技術者の方々は、ほぼ全員の方が仕事のやりがいや面白さを感じているようです(もちろん不満もあったりするようですが・・・)。これは本当に素晴らしいことだと思います。
技術者の皆さんが感じている仕事のやりがいや面白さを一部ご紹介させていただくと、以下のようなものがあります。
- 産業機械、装置メーカー等で働いていて、お客様からの要望ヒアリング、仕様決め、設計、製作、立ち上げ、試運転まで一連の流れを自分で進めることが出来、最後にお客様に感謝されたとき。
- 民生品の設計開発では、ものづくりの全工程に携わることはなくても、自分が設計したものが家電量販店に並んでいるのを見たとき。あるいは誰かが使っているのを見たとき。
- 自分の思想を製品に吹き込めること。
- 様々な問題をどうしたら解決出来るかを考えていくプロセス。
- 作りたい製品をどうしたら実現できるかを考え、そして実際に作り上げ、お客様(あるいは市場)に提供できたとき。
他の業界は分かりませんが、知り合いの範囲で他の業界、職種の話を聞くと、製造業界の技術職は特別なのかなと感じることもあります。製造業界の技術者の方々は、技術職を選んで良かったと自信を持ってもらって良いと思います。
このような技術者の方々と接していると、非常に活き活きしているので、私もさらに元気になり、日々ありがたいなと感じています。
とは言え、仕事はプロの世界になりますので、面白いだけでなく、大変なことやつらいことも数多くありますよね。そんな中、やりがいや面白さ、喜びなどを大事にして、世の中が豊かになるような良い製品を生み出していっていただけると嬉しいです。
私はそのような技術者の方が最大限に力を発揮し、楽しく活き活きと働ける環境を提供していくことにやりがいを感じています。
それぞれの仕事のやりがいや面白さを感じて、人生を豊かなものにしていきたいですね。