『サンドブラスト(sandblast)』をご存知でしょうか?砂状の研磨剤を吹き付けて、ツヤ消しなどの表面加工をすることです。
今回私は、そのサンドブラスト技法を使ったガラスアートでグラスをつくる体験教室に行ってきました。
訪れたのは、横浜市港南区にある【クリスタルY上大岡】さんです。
あたたかなムードで出迎えていただき、ご挨拶を済ませたところで、さっそく作業の説明を受けました。素人の浅はかさはおそろしく、初心者の体験教室だというのに…
…こんなカンジのグラスを作る気でおりました。作れると思っていました。そんなド素人の私を講師の先生は優しくなだめてくださり、「今日作ってもらうのはコチラです」とサンプルを見せてくださいました。
そして作業開始
体験用のグラス(色・かたちは4種ありました)、デザインシールを選びます。教室に用意されたもののなかから好きなものを選び、グラスにかさねてイメージしながら決めていきます。作業用のタオルは自分で用意します。
この時点ではまだ、作ろうと思っていたものとは違うことが腑におちてない私でした。
グラスにシールを貼り、デザイン線に沿って不要な部分を切っていきます。こちらの画像は、同行した友人の手元を撮ったものです。
カットにはデザインナイフというものを使います。ナイフの刃先をグラスに直角にたてて固定し、グラスのほうを動かしながら切り取るのがコツ。始めはコツがつかめず、余計な力が入りすぎてしまい、デザイン線どおりに切ることが難しかったです。
シールカット工程をなんとか完了させました。この時点でやっと、自分が素人オブ素人だという認識が出てきました(笑)。
これをサンドブラストするとグラス本体は削られて、シール貼付部分はツヤが残ります。
いよいよサンドブラスト登場!
お楽しみのサンドブラスト工程に入ります。マッシーンはコチラ!
下部の丸い部分から手を入れて作業します(手袋状のカバーがついてます)。サンドブラスト装置というのは工業用機械として使用されているということは存じ上げていましたが、こんな身近なモノとしても使用されているんですね。
講師の先生にお聞きしたところ、こちらの装置はマッシーンに疎い人でも使い勝手が良く、サンド(研磨砂)の入れ替えなども簡単にできる仕様になっているそうです。メーカーさんの努力が垣間見えます。
ブラスト、いきまーす!
撮影スキルが低く、見づらい画像で申し訳ありません。
動作のオン/オフは、足元にあるペダルで行います。勢い良く吹き付ける研磨砂を、まんべんなくグラスに当てるため、適度なスピードでグラスを回します。時々グラスを取り出して、研磨が足りない箇所はないかチェックします。
最後にシールをはがせば完成です。
出来上がりました!
オシャレですよねー。
所要時間は約3時間でした。先生の話ですと、平均2時間30分くらいとのことでしたので、私たちは少し手間がかかりすぎたようです。そんな不器用なことを棚に上げ、大作に挑もうとしていた自分が恥ずいです・・・。
サンドブラスト装置を使うことができ、オリジナルグラスも手に入れて満足度の高い体験教室でした。