職人と言うと、伝統芸能や大工、特殊加工の世界、等を想像するのが普通ですよね。でも、我々が専門としている、『モノづくり業界の設計開発職』にも、当然職人がいます。

職人から技を教わりたいと思いますか!?厳しそう?時間がかかりそう?面倒くさそう?

現代の『モノづくり設計開発職人』の話を少しさせてもらいましょう。

職人のいる会社ならば、職人の技を学べるのでは!?

そもそも、『設計開発職人』はいるのでしょうか!?

いるとしたら、どこにいるのでしょうか!?

皆さんは、そもそもどういう人を職人と感じるのでしょうか!?

その一例になるであろう話をさせて頂きます。

とにかく専門的な人!

現在のモノづくり設計開発職を考えた時に、機械、電気、ソフト、その他、という風に、専門分野が分かれ、それぞれの要素を組み合わせて、モノづくりが完成します。その1つの専門分野に、とにかく詳しい人がいます。

『機械設計の事だったら、○○さんに聞いてみな。とにかく何でも知っているから!』

というような方です。

恐らく、Google先生に聞くよりも早いでしょう。こういう人を、職人と感じるではないでしょうか!?

何でも出来ちゃう人!

それに対して、何でも出来ちゃう技術者がいます。『機械?電気?ソフト?製品作るのには全部必要でしょう』という感じです。

そういう時代?環境?でやって来たからそうなったようです。

もちろん、組立や加工なんかまでやっちゃう人も多いようです。こちらも、正に職人ではないでしょうか!?そして、こちらの職人にはなかなか出会えないのではないでしょうか!?

中小企業メーカーで出会えたりします!

『とにかく専門的!』な職人は、ものづくり企業では結構いらっしゃると思います。企業規模に関係なく、1つの部門に1人位はいらっしゃるのではないでしょうか。

『何でも出来ちゃう人!』な職人とはなかなか出会えませんが、現場に入り込んでいくと、たまにいらっしゃるのです!

下手すると、沢山いらっしゃる会社があるのです!

私がそういう職人に出会えるのは、中小規模以下の企業が多いです。

『人手が少ないから自分で何でもやってしまう』というのが基本になっているのかな?

足りない知識は学び、やってみて、身に付ける。気付いたら何でも出来るようになっている。本当にすごい人達なんです!!

職人のいる企業では、職人から学ぶしかありませんね!

その企業では、職人の方が上司やお手本になる訳ですから、職人から学ぶことになります。凄い技術を間近で見ながら学ぶ楽しみ、タマリませんね~。

尊敬できる技術者が目の前にいる幸せ。ものづくり好きな技術者であれば、最高の環境と言えるでしょう!

しかし、気を付けなければならない事もあります。

それは、何でも自身で身に付けてきた方々は、教えるのが得意とは限りません。面倒見が良いとも限りません。『見て学べ!』と言われてしまうかもしれません!その代り、制限なく何でもチャレンジする機会をもらえるでしょう。

貴方も職人を目指して頑張ってみませんか!?

こういった職人から学びながら働ける環境は多くはありませんが、モノづくりの世界にはまだまだあります!そして、高齢化が進んでいる傾向がある為、結構採用ニーズがあります。ですので、チャレンジ出来るチャンスも多分にあるのです。

技術者で一生やっていくなら、職人を目指してみませんか!?

遣り甲斐ある環境で、生き生きと働く技術者の成長する姿を、私も見ていきたいですね!

もし、『職人から技を伝授してもらえる企業』への転職を考えている方は、お気軽にご相談くださいませ。