2024年がスタートしたと思ったら、もう2月中旬です。求人企業も積極的に動き始めていますので、「2024年!今年こそは転職だ!!」と考えていらっしゃる方は、新卒の受け入れで各社忙しくなる前に、そろそろ動けることは動いていきましょう。
今回のテーマは「求人票の内容より、もっと大切なこと」です。
就職支援、転職支援、採用支援というお仕事をさせていただいていると、転職を考えている技術者の方、技術者を採用したいと考えている企業ともに、人からのご紹介でお付き合いさせていただくようになることが少なくありません。
そのような場合、事務的なやり取りにならず、弊社からの細かい質問にもしっかりと答えていただけることが多いので、マッチング精度が上がって、良い転職支援となることが多いです。
ちなみに細かい質問というのは主に以下のような内容です。
- 今までどのような採用手法を取ったことがあるか
- 採用してうまく言った事例とうまくいかなかった事例
- 会社の状況
- 会社の歴史
- 社長のご経歴
- 製品やサービス別売上構成比
- 一番売れている製品の業界について
- 販売先
- 直販か商社経由か
- 先行投資となる開発は行っているか
- 組織構成(技術部門の分け方等)
- メンバー構成(職種、性別、年齢など)
- 仕事の進め方
- 1製品に対してどのようなメンバー構成で何名で進めるか
- 製品を設計していく上で必要な技術要素、難しい点
- CADやPLC、加工機等、ツールは何を使っているか
- 製品を受注してから納品までの期間(新規で最長のパターンと改良設計で最短のパターン)
- 募集要項について
- 選考内容について
これを見ていただくと分かるように求人票の内容については確認程度で、技術者の方が応募するかどうか考える際に判断材料になるであろうと思われるネット検索では出てこない内容をメインにヒアリングさせていただいています。また、求人企業にとっても、自社では気づかなかった応募者に対する自社PRポイントのあぶり出し、整理にもつながります。
更に少々図々しいかもしれませんが、設計部や製造部、総務部などの管理部門まで案内していただき、会社内の全てを見学させていただいたりします。ここでも職場の雰囲気や社員の方の雰囲気を感じ取ることが出来、ネット検索では出てこない情報を得ることが出来ます。
これでも全てではないですが、このような情報まで転職を検討している技術者の方にお伝えしていくのが、弊社のやり方です。「求人票だけもらえれば、それで検討できる。」と思っている技術者の方がいらっしゃいましたら、一度落ち着いて考えてみてください。事前の情報収集は非常に大切です。
求人票は求人広告とも言えますし、企業のホームページは自社をPRするためのものです。それはそれで、その会社がどのようなPRをしているのかを知ることができるので、確認するのは必要なことではありますが、それにプラスして、もっと生々しい部分、自分が入社したらどのような感じになるのかが想像できるような情報を得ることも非常に大切です。
入社してから「こんなはずじゃなかった。」とならないように、表面的な情報収集にならないようにうまく転職エージェントを活用していただければと思います。