初対面の相手の事を知るのは難しい事です。それが企業となると、更に大変になるのではないでしょうか。実際に、新規問い合わせ企業へ訪問する際に、気になる点があります。
情報の明確さが大事です
面接準備で、まず技術者/エンジニアの方に伝える事、それは第一印象の大事さです。
同様に、初めて会う方との第一印象というのは、お互いに非常に大事です。その為、我々が企業を判断する際に大事なのも、【第一印象】です。
企業へ新規訪問するきっかけは、大きく分けて二つです。
企業から問い合わせをもらうか、我々から問い合わせをするかです。
最初の接点は、電話かメールが殆どになりますが、ここでも【第一印象】が発生します。特に電話というのは、声のトーンや話の内容に関しても、印象が変わります。
そこから、実際に企業へご訪問すると、実際にお会いした時の【第一印象】が発生します。
企業の印象とは!?
その次は、実際に話した内容になります。ここで違和感を感じてしまうのが、説明して頂いたり、質問に対する答えを頂いた時に、【曖昧】な内容だった場合です。
企業情報、業務内容、必要条件、給与条件、・・・、確認しなければいけない情報は沢山あります。それらの確認を行う際に、企業側から【曖昧】な回答しか得られない場合があります。
実は、この【曖昧】な回答しか得られないパターンを、私は心配要素としています。
これは個人が相手でも一緒です。明確に答えられないといのは、言いたくないか、言えないか、のいずれかです。
言えない理由
正当な理由としては、実際に明確でないからです。
例えば、『残業はどれくらいですか?』と聞いて、『人によるから何とも言えませんね』と言われたとします。この答えは【曖昧】ですが、確かにそうですよね。これは恐らく、聞き方を工夫しなければいけませんでした。『残業は多い人でどれくらいですか?』『平均でどれくらい残業していますか?』『皆さん何時ころまで会社にいますか?』等は答えやすいかもしれません。
又は、『賞与はどれくらいですか?』と聞いて、『売り上げや評価によりますからね・・・』と言われたとします。これも確かにそうです。この場合は、『昨年の賞与はどれくらい支給されてましたか?』『ここ数年の賞与支給状況は?』と聞けば答えやすいかもしれません。
言いたくない理由
これが問題ですね。
聞き方をいくら工夫しても、【曖昧】な答えしか返ってこない場合があります。
恐らく1つ目の理由は、『分からないから』というのがあるでしょう。その企業にいるからと言って、何でも質問に答えられるとは限りません。これは仕方ないです。しかし、【曖昧】な答えではなく、『分からない』『調べておきます』と答えて欲しいですね。
そして問題のもう1つの理由です。『答えを知っていても』言いたくない場合です。それは、聞いた方が疑ってしまいますよね。『言ったら必ずマイナスな印象を持たれてしまう』『問題になるような内容である』『一般公開している情報と違う』など、いずれも悪い予想しか働きません。
ですから、こういう企業は信用できません。
しかし、初対面の相手に何でも話してくれるとは限りません。ですので、何度かお会いして、信頼関係を深めて、この【曖昧】さが解消されるかどうかを見てみます。
解消されなければ、申し訳ないですが、怪しいと言わざるを得ないですね。
転職相談にいらっしゃる技術者/エンジニアの方々の為にも、企業を厳しくチェックしなければなりませんので。