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大学4年生から就職支援の相談

頭が痛いスーツ男性

先日、現在大学4年生で就活がうまくいかないので、就職支援をしてもらえないかという電話問い合わせをいただきました。

大学4年生の12月に就職先が決まっていという状況のため、非常に焦っている状態で電話越しからも藁にも縋る思いといった感じを受けました。

大学4年生のAさん(以下Aさん):「初めてお電話したのですが、御社は新卒の人材紹介は行っていますでしょうか。就活がなかなかうまく行かず、非常に焦っています。」

私:(勇気を出して必死に電話をかけてきたのだろうな。新卒の方向けの求人が全くないという訳でもないし・・・。と思い、)弊社は転職支援をメインに行っていて、新卒は専門ではないので、具体的な企業の紹介は出来ないかもしれないですが、キャリアコンサルティングは専門ですので、相談にのることは出来ます。」

Aさん:「本当ですか!?ありがとうございます!」

私:「はい。来週の月曜日の午後であれば、空いておりますが、ご都合はいかがですか。」

Aさん:(少し考えてから)はい、大丈夫です。それでは月曜日お伺いさせていただきます。」

今の時期で決まっていないのは何か原因があるはずだと思い、まずはその辺りを分析するところからかな、と考えていました。積極的に電話をしてくるという必死さに心をうたれ、何とかしてあげたいという思いでした。

そして月曜日当日・・・

待てど暮らせど来ることはなく、約束の時間を30分過ぎた頃に電話を入れてみましたが、呼び出し音も鳴らず、つながりませんでした。何かあったのかなと心配ではありましたが、連絡が取れないので、どうしようもありませんでした。

そして翌日火曜日・・・

午前中、私は企業訪問をしていたのですが、打ち合わせが終わったのちに携帯を見てみたら、

着信8件!

Aさんからの着信でした。何かあったのかと焦って連絡したところ、

私:「Aさん、どうしましたか?」

Aさん:「昨日、御社へ行けませんでしたが、知っていますか。」

私:「知っていますかも何も、ずっとお待ちしていて、連絡もつかなかったので心配してたんですよ。何かあったのですか。」

Aさん:「はい、個人的な事で申し訳ないのですが、寝込んでいました。」

私:「そうですか。体調を崩されたんですね。それは辛いですね。まずはゆっくりと休んで、元気になってから、再度日程調整しましょう。」

Aさん:「いやっ、体調崩したわけではなく、ただ単に寝てしまったのです。」

私:「???」

Aさん:「就職活動をしていて、なかなか決まらず危機的状況というのを分かってはいても、すぐに眠くなってしまったり、テレビをみたり、ゲームをしたりしてしまうんです。」

私:「・・・(これは、かなり重症だな。ますます放っておけない!)

Aさん:「今日これからお会いできないでしょうか!」

私:「今日は午後にはオフィスに戻るので、16時以降でしたら良いですよ。」

Aさん:「今大学で履歴書の添削をしてもらっているので、終わったら電話します!14:30くらいには○○駅に行けると思うので、16:00頃には行けると思います。」

私:(○○駅から来るとは遠いのに相当やる気を感じられる。何とかこちらも全力で支援しよう!)分かりました。それでは、お待ちしております。」

それから1時間後くらいの14:30頃に電話がありました。

Aさん:「やはり今日は行くのをやめようかと思います。」

私:「どうしたのですか?」

Aさん:「今日はこれから履歴書を作って、今日中に提出しなければならず、時間がないので・・・。」

私:(やはりAさんは、活動の仕方、考え方そのものが、間違っていて、そのあたりから分析、自己理解、改善と進めて行かないと、いくら動いても結果がだせないな。と思い、)時間がないと言っても、やり方はあるのではないですか?一度ドタキャンし、再度今日面談したいと言ってきて、やはり行きませんと、そのような行動では、誰からも信頼されず、自分にあった仕事に就くことは難しいですよ。・・・・・(と、30分ほど説教じみた感じになってしまいました。しかし、誰も言ってくれない環境のようだったので、初対面でしかも顔も見えない電話という状況にも関わらず少々熱が入ってしまいました。)

Aさん:「分かります。面倒くさがりでいつも注意されても改善出来ないのです。そこまで心配してくださるのであれば、やはり行きます。」

そして1時間後・・・

Aさん:「やはり今日は無理です。」

私:「分かりました。しかし、・・・・・。(と、またもや30分ほど説教じみた話をしてしまいました。)今日は時間も遅くなってしまいましたし、また今度にしましょう。」

Aさん:「明日はダメですか?明日は祝日なので、企業も学校もやっていなく、何もしないのは不安なので、面談をお願いしたいです!」

私:(ここまで来るとだいぶ怪しげで信用できない感じになってしまっていますが、Aさんの取り巻く環境や状況を色々と聞いてしまっていて放っておけなかったため、)分かりました。明日は面接を受ける方がいらっしゃるので、○○で午前中は面接前打合せをすることになっています。そのあとに○○まで来ていただければ、お会いすることは可能です。ただし、これで最後にしましょう。」

Aさん:「分かりました。ありがとうございます。それでは明日、○○へ13:00に行きます。よろしくお願いします!」

当日、面接前打ち合わせを終えて、○○で待っていましたが、結局Aさんからの連絡はなく、ドタキャンでした。そして今回は当然ですが、こちらからは連絡しませんでした。全く怒る気はなく、むしろAさんのこの先が非常に心配になりました。

3回ともAさんからの依頼でのアポイントでしたが、Aさん自ら3連続ドタキャンとは、半端ないです。かなり心配です。。。

普通に考えたらあり得ない話と思われるかもしれませんが、本当の話です。だからこそ、これから社会人になるAさんが心配で仕方ありません。

Aさん、これを見ていたら連絡下さい。最後と言いましたが、困ったらいつでも相談にのりますよ。

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