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『やりたい事』と『やれる事』

ノーネクタイのスーツ男性

今回のテーマは、転職する上で非常に基本的であり、とても重要でもあり、とても難しくもある事です。『やりたい事』『出来る事=やれる事』のバランスとは!?

『やりたい事』があるから転職するんだ!!

転職する理由は人それぞれですが、自主的に転職する場合、殆どの方が少なからず『やりたい事』を持っていると思います。

『夢』を追う為に現職企業を辞める!というところまでいかなくても、新しい環境に求めるものはあるでしょう。

本当にやれるのか!?

『やりたい事』『やれる事』であれば全く問題ありません。例えば、『前職でやっていた事の延長線上』であれば、そのまま経験を活かせるでしょう。趣味等でやっている事がプロレベルと言えるものであれば、期待されるでしょう。今までの経験を組み合わせたような仕事であれば、大きなチャンスでしょう。

客観的に見られてますか!?

実は今回のテーマで一番大事なのは、ここです。

『やりたい事』は本当によく分かっていますか?

『やれる事』を分析して、『やりたい事』と比較出来ていますか!?

転職に話を絞れば、採用されるかどうかというのが当面の目標になります。その場合、最終的には『企業のニーズ』に合うかどうかです。もし未経験でも、企業がその人に給与を払って学ばせようと考えてくれれば採用されます。どんなに経験豊富でも、『企業のニーズ』に合わなければ採用される事はありません。『やりたい事』、『やれる事』、『企業のニーズ』のバランスが大事である事が分かります。

じゃあ、それらはどうすれば分かるのか?

それにはまず、『客観的な目線』が必要です。

実例を1つ!

ある知人Aさんの話です。(キャリア相談ではなく、通常の会話の延長の一部です)

Aさん私はやりたい事自分の事も十分分かっています

浦林それでは、すぐにでも転職活動が出来ますね

Aさんそんな簡単なものではないんです!前の仕事の事もまだ整理がついていませんし、企業を信じられない気持ちもあります

浦林『前職で辛い思いをされたのですね。まずは色々お話を聞かせてください

Aさん自分の事は自分が一番分かっています!自分との葛藤なんです。転職活動も今まで何度もしています。頭では分かっているんです!

Aさんは完全に自分の殻に籠ってしまっていました。通常、キャリア相談に来られる方ではこういう事はありませんが、知人との話でしたので、こういう流れになってしまいました。私自身、Aさんから信用されていない部分もあったのかもしれませんが、言葉で幾ら説明しても、『火に油を注ぐ』ようだったので、一旦話はここまでとなってしまいました。

素直に他人の話を聞きましょう!

客観的に見られない人がどうすれば良いか?第三者(客観)の意見を素直に聞けば良いのです。
家族、友人、一緒に働いた事のある人、自身の特性や、仕事ぶり、周りからどう見られていたか?ネガティブな事はなかなか言ってもらえませんが、もし言ってもらえたら貴重な意見です。そういった事を素直に聞けるかどうかが、第一歩になります。

Aさんは、もう少し時間がかかりそうです。人の心は複雑ですので、私も何か力になれればと思っています。

キャリアカウンセリングを受けてみてください!

今回のテーマでもし気になった方は、是非とも『キャリアカウンセリング』を受けてみてください。自身の整理をする事と、専門家の第三者意見を受ける事が出来ます。

もちろん、我々日本アルテックでもお受けしておりますし、ハローワーク等でも、場所によって専属のキャリア・コンサルタントがいらっしゃいます。『転職』専門のエージェントですと、目的が少し違ってきますので、ご注意ください。

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