転職活動中の方の状況は様々で、在職中、離職中というのはもちろん、転職活動を開始していてどういう状況か、というのもあります。中でも内定が既に出ているパターンの方が最近も数名いらっしゃいました。
内定は出たけど、決められない・・・
転職活動を何かしらの方法で行い、内定を得た、というのは転職活動においては一つの成功を得たと言えます。しかし、その状態で新しいエージェントに相談して転職活動を続けたいというのは、よっぽどの事でしょう。
必要なキャリアコンサルティングである事をご理解願います!
もし、企業の採用担当の方がこの内容を読んだら、『ふざけるな!そういうエージェントがいるから内定辞退されるんだよ!』と思われるかもしれません。確かに、影響がゼロではありません。しかし、本質的に違うのです。このような迷った状態で入社する事は健全でなく、また転職する可能性が高いです。だいたい、『この会社に決めた!』と言えない状態なのですから。しかも、こういう方々と我々が活動して、結果内定企業へそのまま入社した場合『他にも活動したけど、やっぱりこの会社なんだな』という想いが少なからずプラスされます。もっと言えば、内定辞退問題は、同時に沢山企業を受けすぎている事が問題で、それを推奨しているエージェントが多くいる事も事実です。
本題に戻り、内定が出ても活動を続ける方々のパターンです。
内定企業へ行く気が無いパターン
これは分かりやすいパターンで、内定はもらっているけど断る事を決めているパターンです。今までの方法で出た内定企業に納得できなかったので、新たに他のエージェントへ相談に行く。分かりやすい事情ですね。今までの活動を振返り、その人に合った企業選びからやり直す必要があります。我々にとっては得意とするところであり、二人三脚でやっていく事になるでしょう。
内定企業へ行くつもりなんだけど、ちょっと・・・というパターン
これが結構難しい問題で、最近も何件かありました。既に内定が出ていて、そこへ行こうと思っているんだけど、他の企業も見たい。一言で言ってしまえば、何か決め手に欠けているのでしょう。言い換えれば『本当はそれほど行きたい訳でもないけど、他に無いから、内定が出た企業へ行こうと思っているのです』とも取れます。
難しいポイントとしては、内定企業よりも良いところへ行きたいという比較的な考え方、時間的に内定承諾猶予期間の短さ、ご本人の焦った気持ち、など幾つもあります。
それでも、弊社のご支援で内定承諾猶予期間中に、他の企業で内定を得て、入社へ至る事もあります。短い期間で良い結果を得られた嬉しさもありますが、その先に対する不安も無くはありません。最後の最後まで悩み、もがき、出した結果がその人にとってどういうものなのか。きちんと自分自身の中で消化し前向きになれているのか。もしかすると、『最初のところよりは良かったけど、時間があったら本当はもっと良いところあったのに』という風に考えているかもしれません。こういう切りが無い考え方のまま入社してしまったら大変です。
我々から出来る事は、先々のキャリアを見る事が出来るように、一緒にキャリア形成相談していく事ですので、こういう方とは特に入社後のお付き合いが深くなりそうです。
そして、『慌てて入社意志の低い企業へ応募するべきではない』という事も再認識して欲しいものです。
もちろん、それぞれ事情がありますので、一概には言えないんですけどね。