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ハイエース乗り心地改善チャレンジ

前回、「ネオチューン施工しました」でお話した通り、ハイエースワイドスーパーGLの乗り心地改善チャレンジをしていますが、商用車なので実際はなかなか難しいですね。

運転する人と後席に乗る人とでは感覚が全然違う

運転しかしない私としては、トーションバーをRimのハイパートーションバーにして、ネオチューン施工でショックの減衰力を上げ、硬めにしたことで、あんな箱型形状なのにも関わらずフラフラせずキビキビ走れて良くなったと思ったのですが、セカンドシートに乗る人にとってみては地獄のようでした。ちょっとした段差でもドッカンドッカン突き上げて大きな段差では身体が空中に飛び跳ねるほどです。

これでは、車中泊旅行も出来ず、ただ単にデカいだけの無駄な車になってしまうので、再度、千葉にある遊心の松田さんに相談しました。数日あれこれ考えてくれて、まずはヘルパーリーフの逆付けか、リーフバッファプレート&ハイトダウンサポーター取付、そしてネオチューンの減衰力下げ(コンフォート仕様)をやってみるのが良いのではということで、昨日遊心に行ってきました。

ハイエースは乗用車とは構造が違うので乗り心地が悪いのは仕方ないが・・・とにかく出来ることをやっていく

もともとハイエーススーパーGLはバンの為、最大積載量1,000kgという設定で、重い荷物を積んでも大丈夫なように、そして重い荷物を積んだ時にはじめて安定して走行できるように作られています。私のように荷室にベッドキットしか積んでいないような場合は、軽すぎでスプリングが硬すぎるのです。

ハイエースの足回りは、簡単に言うと、前側のスプリングはトーションバーという棒で、後ろ側は鉄の板を3枚重ね合わせたリーフスプリングというものになっています。一般的な乗用車のようなバネ形状とは全く違います。

今回は、下記をやってみようということになりました。

  1. ショックアブソーバーの減衰力を下げる(スタンダード設定よりも柔らかいコンフォート仕様)
  2. リーフスプリング(後ろ側にあるスプリング)を柔らかくする。

1.ショックアブソーバーの減衰力を下げる

純正ショックアブソーバーのネオチューン施工は、減衰力を無段階に調整出来ます。ただ、施工者の感覚で調整していくため、一発勝負なところはあります。

今回は特別に松田さんのご厚意で、ショックアブソーバーをコンフォート仕様の設定にしてくださいました。通常はスタンダードか、スペシャル(ローダウン車向けで硬め)という設定ですが、今回はスタンダードよりも柔らかい仕様での施工です。

まず、ショックを変えただけの状態でしばらく乗ってみたところ、なんとこれだけでもマイルドな乗り心地になったと感じました。しかし、まだまだゴツゴツ感はある為、リーフスプリングもお願いすることにしました。

2.リーフスプリングを柔らかくする

主に後ろに乗る人のことを考えて、後ろ側のリーフスプリングを柔らかくする方向で検討しました。方法は3つ。

3つ目については、構造変更申請が必要で車検取り直し&10万円程かかる&車検上改造車になってしまう(任意保険がネット保険のような安いところが選べなくなり、保険料が大幅に高くなってしまう)ということで、即選択肢から外れました。

そして1番目と2番目では、1番目の方法のほうが柔らかくなるということだったので、1番目のヘルパーリーフの逆付けとリーフバッファプレートの取付けの合わせ技が、良いのではということになりました。

上記写真では車体を上げているので、ヘルパーリーフと2枚目リーフスプリングの間が空いているように見えますが、実際はビッタリとくっついていて、硬~いヘルパーリーフが、1枚目、2枚目のリーフスプリングの動きをおさえてしまい、ゴツゴツ感の強い走りにしています。

これを天地逆さにつける事によって、隙間が大きくなり、2枚のリーフスプリングが地面のボコボコを柔らかく拾ってくれるようになります。

1時間もかからず逆付けが終わり(実際は結構大変な作業なので、もっと時間かかると思いますが、さすが松田さんという感じです。)、しばらく乗ってみました。・・・・・すごい!ミニバンと同等までとは言いませんが、ちょっと古いミニバンの乗り心地くらいには近づいてきた感じです。

最後に裏技追加

これでもまあ良いのではないかと思っていたのですが、「ちょっと裏技になってしまうんだけど・・・」と松田さん。

内容は言っても良いものか分からないので、言えませんが、通常とは逆のことをしました。

これまたやってみたら、若干前側の動きが良くなり更にマイルドになりました。

簡単なことなので、気になる方は私のLINEや当ホームページのお問い合わせから、私宛に問い合わせていただければお教えします。

今回も遊心の松田さんには感謝感謝です!

今回コンフォート仕様にしたのですが、高速走行でもフワフワ感はなく、コーナリングも問題ないのが不思議でした。この状態でしばらく様子を見たいと思います。

松田さんは、なるべくお金をかけずにやれる方法を考えて、さらにサービスまでしてくれて、本当にありがたい限りです。ここまでやってくれる人はなかなかいないと思います。ここまでしてくれて商売になってるのかな?なんて思ったりもしてしまいます。。。

松田さんありがとうございます!今後も更なる乗り心地改善で相談させて下さい。

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