「興味をもって聞いている」をどう伝えますか?
相手の話に興味があるということを伝えるには、どのような姿勢で聞きますか?
相槌をうつ、というのが一番伝わりやすい方法かと思います。「はい」や「うんうん」、「そうですか」といった言葉を発する、うなづくという方法ですね。
私はときどき、相手の話に夢中になりすぎてノーリアクションになってしまうことがあります。ふと、「話を聞いてないと思われたかも」と気付き相槌をうちますが、そんな時は前傾姿勢で聞いているので、相手には「興味をもって聞いている」ことが伝わっているようです。
しかし就職面接において、企業側が説明などしてくださっているときにノーリアクションでいるのはいかがでしょう。話を聞いてはいるものの、緊張してこわばってしまうことはあるかもしれません。ですが表情も変えず声も出さずでは、「興味がない」「聞く気がない」と無言の主張をしていると思われることになりかねません。
また、相槌をうつにしても「うんうん」と言ったり、ただうなづくだけだったりするのではお友達との会話のようで、企業には良い印象は持たれません。相手の立場に合わせて、会話のなかで『適度に相槌をうつ』ことを日ごろから心がけ、相手に伝わる姿勢をとるようにしましょう。
「やる気があらわれている」と思われる話し方
「やる気アピールをするのがニガテ」という方も多いと思います。とくに技術者の方には多いように思います。相手にご自分の意欲の高さを伝えるにはどのように話せば良いでしょうか。
元気ハツラツ大きな声で話すという方法もある一方で、勢いよく話せば良いというものでもありません。大事なのは「話す内容」です。
今さら当然のことを、と思われるかもしれませんが、就職面接においてはあらためて確認しておきたいところです。
たとえば「趣味は何ですか?」や「仕事のどんなところにやりがいを感じますか?」といった質問に対して「とくにありません。」という回答をされる方もいるようです。たとえオカダカズチカのファンだったとしても、面接の質問に対する回答としては良くありません。状況によっては、面接そのものを否定するような態度に見られてしまうかもしれません。
趣味の有無などについては個人の自由ですから、無趣味という回答が悪い(やる気がない)という意味ではなく、答え方に工夫をすべきだと思います。「趣味と言えるほどではありませんが、ときどき日帰りで温泉に行きリフレッシュしています。」など、何かしら答えることができるように準備しましょう。そうすることで「自分のことを伝え、かつ対話を成立させようとする姿勢」が感じられます。
これらのことは、ぶっつけ本番の場面ではとっさに出てこないものです。日ごろの会話から心がけたり、面接対策の時間をしっかりとるようにすれば、ニガテ意識は激減しますよ。