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ロボコン経験のある技術者が就職・転職に有利な5つの理由

ロボット

ロボコン経験のある学生あるいは技術者がなぜ就職・転職に有利なのか、その理由を5つ紹介します。

就職・転職支援をしている中で、多くの求人企業からいただいたご意見、感想をもとにまとめたものですので、リアルな話として参考にしていただければと思います。ロボコン経験者は自分は価値があると自信を持ってください!

ただし、就職や転職に有利になるからという目的でロボコンをやるのは違うと思います。好きでやっているからこそ結果的に就職・転職に有利になるというお話です。

ちなみにロボコンというと皆さん何をイメージしますでしょうか。 ・全国高等専門学校ロボットコンテスト(通称:高専ロボコン)
・NHK大学ロボコン
・二足歩行ロボットエンターテインメント-ROBO-ONE(ロボワン)-
・全日本ロボット相撲大会

などなど、様々な大会がありますね。

どの大会を経験していれば就職・転職に有利という話ではなく、どのようにして取り組んできたかが重要になります。

では早速、ロボコン技術者が就職・転職に有利な理由を挙げていきます。

【理由1】様々な人とのかかわりの中で活動してきた

ロボコンに出場するということは、様々な人とかかわることになります。運営事務局の方や、大会参加者(学生、社会人垣根のない大会もあります)、チーム戦であれば自チームのメンバー、製作では場合によっては協力してくれる企業など、様々な人とコミュニケーションを取る必要があります。

仕事でも必要なそういったコミュニケーションは、求人企業からするとプラスポイントになることがありますので、どんなに小さなことでも自分の経験として整理しておきましょう。

「そんなこと言ってもロボコンで経験したコミュニケーションなんて大した内容ではないので・・・」と思っているロボコン参加者が多いですが、その大したことない、当たり前のコミュニケーションが大切なのです。

【理由2】各種資料の作成を行ってきた

ロボコンは、各大会でレギュレーションがあり、それに従ってロボットを製作します。そして、大会に参加するには、申請するための資料を作成しなければなりません。また、大会によっては、仕様書や図面を提出しなければならないものもあり、これらは仕事でも役立つものです。

ロボコンを仕事に当てはめてみると・・・

ロボコン実際の仕事
大会のレギュレーションお客様(市場)のニーズ
ルールの縛りがある中で自分なりのロボットを考える(形状や機能など)仕様検討
大会に出場するための申請、審査を受ける仕様書やプレゼン資料作成
構想設計、詳細設計、ばらし、組図作成同じ
部品の選定、見積もり、発注同じ
自分で加工、加工業者選定、見積もり、加工依頼同じ
組み立て、試運転、調整、メンテナンス同じ

もちろん、検討、評価、クオリティのレベルは大きな差がありますが、全て自分の手で進めてきた経験があるということは大きなPRポイントになります。

【理由3】計画を立てて取り組んでいる

大会の日は決まっており、レギュレーション発表のタイミングも決まっています。そのため、適当にロボット製作を進めるわけにはいきませんよね。

大会当日から逆算して自らスケジュールを策定し、進捗を確認しながら進めていくと思います。

このスケジュールを立てること、進捗を見ながらスケジュールの調整をしていくことなどは、当然仕事でも必要なことです。

こういったロボコンでの経験は、仕事でも活かせますし、採用面接でのPRにもなります。

自分でどのような計画を立てて取り組んできたかを整理しておくことをおすすめします。

【理由4】好きであるということ

技術者はこれが非常に大事です。採用面接でも「ものづくりが好きだ!」という人のほうが企業に興味を持ってもらえます。

技術者として、技術職に就くのであれば、様々な気付きや発想が必要になるので、好奇心は必須です。

ロボットは様々な技術が盛り込まれているので、全てを設計出来なくても機械、電気、ソフトと幅広く知識くらいは身につけるために勉強したのではないかと思います。自分は機械だけとか、電気だけ、ソフトだけという技術者よりも自分の専門分野以外も知っている技術者のほうが、企業に求められます。

好きでやっている、好奇心をもって幅広く様々なことを勉強しているといったことは強みになりますので、自信をもってPRしましょう。

【理由5】やりきるというタフさ

ロボコン参加者の方は、本当にタフだと思います。長時間労働がブラックというのであれば、ロボコンはブラックと言ってもおかしくないくらい、徹夜とかしてます。

ただ、徹夜したり、長時間作業することが良いということではなく、何があってもやりきるというスタンスがPRになるのです。仕事となると様々な制約、課題、障害など、言い出したらキリがないほど、様々なことがあります。そのような中で、何が何でもやりきるという技術者は成長しますし、評価されます。

そういった意味でロボコンで必死に取り組んだ経験は必ず大きなPRとなります。

まとめ

これだけ仕事に役立つ良い経験をしているので、自信を持ってPRして欲しいと思います。

しかし、なかなか自分では、気づかなかったり、どのようにまとめたら良いか分からないということもあるかと思います。そんな時は遠慮なく、ご相談ください。一緒にロボコン経験をしたことで、強みとなっていることをあぶりだして整理させていただきます。

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