近ごろ実施している面談において、「どのくらいで決まるでしょうか?」とか、「35歳すぎると次が決まるまでに結構時間がかかると聞いたのですが・・・」といった活動期間に関するご質問をうけることが多くなっていると感じています。
一般的には、活動期間としては3か月から半年程度と言われることが多いのではないでしょうか。
何かしら切羽詰まった事情により「明日にでも!」就職先を決めなければならないケースなどは別として、通常の転職活動を行っている方のなかには半年以上かかる方ももちろんいます。しかし、「活動期間が長くなっていることは良くないこと」と考えて焦ったり、闇雲に方向性を変えてみたりすることはかえって良くない結果につながることもあります。
最近増えてきた技術者のみなさんのギモン解決と、今後の活動においてひとつの指標になればと思い、日本アルテックでのご紹介により就職された方の実際の活動期間について平均的な数値を調べてみることにしました。
まず日本アルテックでご支援した方の年代別割合を出してみました。大まかに3つの分類としておりますが、年代別の割合は下記のとおりでした(※就職決定時の年齢から算出)。
20代、30代ではほぼ同数となっています。ちなみに現在のところ、就職時年齢最年少の方は20歳、最年長の方は57歳でした。
このうち、それぞれの年代を「前半年代」と「後半年代」に分け、日本アルテックにご登録いただいた時点から就職決定までに要した期間の平均を算出しました。
【年代別】決定期間の平均を年代別に算出した結果
【20代】20代前半:決定期間平均6.00か月/20代後半:決定期間平均5.96か月
最短の方でご登録から約1.5か月、最長の方はご登録から約1年で、20代前半の方は長期でも1年程度で決まっていました。
20代後半では、日本アルテックでご支援した方のなかには約1年半~2年ほどかかって就職した方々もいらっしゃいました。20代後半の方は、長期化すると本格的に長引く傾向なのかもしれません。一方、短期間で決まった方々は約2か月~4か月程度でした。
【30代】30代前半:決定期間平均6.05か月/30代後半:決定期間平均6.42か月
30代の方は平均した結果は6か月程度ではありましたが、1~4か月程度で決まる短期戦層に入る方々と、10か月以上になる長期戦層に入る方々とで大きく二分されていることがわかりました。
【40代】40代前半:決定期間平均4.85か月/40代後半~:決定期間平均4.00か月
決定数全体の13%程度の割合ですが、最長でも1年かからずに決定している40代以降の方々。50代の方のなかには、2か月程度で決定した方もいらっしゃいます。比較的短期間と言われているなかで就職されているようです。
【まとめ】
「若年層だから早く決まる」や、「シニア層は活動が長期になる」という情報もありますが、日本アルテックでご支援している技術者の転職については、活動期間の平均には年代による大きな差はないことがわかりました。
では決定期間にバラつきが生じるのは何故かと考えると、技術者の方それぞれのご経歴、とりまく状況や活動に対する準備(対策)、タイミング等々。様々な事柄が複合的に関わることで、結果的に活動期間が短期になったり長期になったりするようです。
転職は「短期間で決まるから良い」、「長期間だから良くない」と一概には言えませんし、平均的な期間内に決めなくてはいけないものでもありません。
とくに技術者の方の転職は、その過程においてご自身と向き合い、新たな環境で活躍するための心構えをするための時間と捉えれば、一人ひとり必要な時間には差があるということがご理解いただけるのではないかと思います。
とはいえ、活動期間に関するご質問が増えているのは、みなさんが多くの情報を得ることができるがゆえに、かえってご自身の立ち位置が漠然としてしまい不安なお気持ちの状態で転職相談にいらしてるからではないでしょうか。
転職活動において「現在どの位置に立っているのか?」、「ゴールはどこなのか?」といった不安をお持ちでしたら、一人ひとりの所在地を明確にするお手伝いができる日本アルテックに是非ご相談を。弊社のサポートはご登録からの期限はありませんので、いつでもお気軽にお問い合わせください