突然ですが、皆さんは自己PRは得意ですか?
敏腕営業マンならまだしも、普通は「得意です!」と言い切れる人は少ないのではないでしょうか。
しかし、転職活動を進めていくとなると、どうしても自己PRが必要になってきます。これが結構悩みますよね。
でも大丈夫です!
製造業界の技術者は技術者としての経験を自己PRにするのが正解
製造業界の技術者の方であれば、求人企業はとにかくモノづくりに関して何が出来る人なのかを知りたいので、技術者としての経験を書くことが自己PRになります。
良くある間違いは、「コミュニケーション能力が高いです。」や「顧客や上司などに高く評価された」等といった「私という人間は素晴らしいです」ということを伝えようとするパターンです。
コミュニケーション能力や人からの評価については、書いた本人がどう感じたかが大きいので、企業からすれば本当かどうか判断が難しい内容になります。
とは言え、そういった内容も当然のことながら自己PRになります。直球でPRするのではなく、エピソードとして書くことがポイントです。そしてあくまでもメインは技術的な経験を書いて、それに付け加えるという形が望ましいです。
技術者としての経験を自己PRにまとめる方法
モノづくりは手八丁口八丁では出来ないので、技術的な経験が記載されていれば、「あ~、なるほど。こういうことをしてきたのね。」と具体的に何が出来る人なのか、自社が求めているスキルとどこが合致するのかが、すぐにイメージ出来ます。
ですので、技術者の皆さんはあまり格好良くしようとせずに、技術的な経験を書いて自己PRしましょう。
まとめると、自己PRの書き方は、以下のポイントを文章にするだけです。
- どのような製品の
- どこからどこまでを
- どのような役割で経験してきたか
- 雑務やその他経験
順番に見ていくと、
1.どのような製品の
設計開発に携わった製品は、どのようなものなのかを伝えます。製品名で一般的に分かるものであれば製品名だけでも良いです。
2.どこからどこまでを
客先との仕様打ち合わせから、構想設計、詳細設計、試作、評価、などなど・・・。モノづくりの工程のどの部分を経験してきたかを記載します。
3.どのような役割で経験してきたか
上司の下で一担当として経験してきたのか、あるいは、上司はいるが、基本的に担当した装置については主担当として、全て自分で進めてきたのか、チームをマネジメントしながらプレイングマネージャーとして経験したのかなどなど・・・。
4.雑務やその他経験
部品の発注や見積もり、図面の整理、あるいは展示会での説明員、客先への営業同行などなど、技術的な経験以外の経験もしてきたということもアピールしましょう。
上記4点に分解して一つずつ考えていくと、効果的な自己PRを作成できるはずです。
是非、参考にしてみてください。
ちなみに、履歴書、職務経歴書の添削を行っていますので、気になる方はご相談ください。