前回の『転職活動の第一歩』の続編です。
『転職活動の第二歩』とは!?
ここでは、『転職活動の第二歩』=『転職をすると決心した後の第一歩』と定義付けます。現状を分析し、しっかりと考え、『本当に転職すべき』と決心した後です。
まずは方向性を決める事!
今回の転職を通して、何を目的にするのか。専門性の追求、スキルアップ、給与アップ、労働時間の見直し、就業場所の問題、などなど。もちろん、複数目的があるのも当然です。最初は、漠然としたヴィジョンでも構いません。
客観的意見を取り入れる!
前項で、方向性が決まったとして、それが現実的かどうかを予測する事も重要です。
例えば、『未経験分野へ転職してすぐにキャリアアップを感じたい』、『給与を今の2倍にしたい』というような極端な例をあげれば、誰しもが『それは難しいでしょう!』と気付きます。
しかし、現実的には微妙なラインが色々とあります。
それに対して、可能性がないのに求めても仕方のない事もあります。一見無理そうでも、チャレンジする価値がある場合もあります。
その辺を判断するのに、『客観的目線』が必要になります。現実的な情報と比較し判断出来る『客観的目線』です。
客観的意見は、誰に求めれば良いのか!?
キャリアコンサルタント
一番簡単な方法は、プロのキャリア・コンサルタントに相談する事です。特に、専門分野に特化しているコンサルタントであれば、的確なアドバイスが期待出来ます。
市場動向、過去に相談を受けた方々の事例、などを踏まえて考えてくれるでしょう。
身の回りの転職経験者
身の回りの方は、ご自身の事をよく知っていたり、職場の方であれば職種も近いでしょう。『経験者』という意味で、的確な意見が期待出来ます。
長い付き合いの方
家族でも、学生時代からの友人でも構いません。ご自身の本質、ルーツを考えた意見が期待出来ます。
転職をすれば全てが良くなる訳では無い!
当たり前の事なのですが、転職をする本人というのは、理想を抱いてしまうものです。あれもこれも、転職さえすれば良くなる、解決すると期待してしまします。そうならない為には、前項のような『客観的意見』が大事です。そして、しっかりとした分析が大事です。
自身の希望を分析してみましょう!
自身が、どういう企業へ転職したいか、どういう職種で働きたいか、しっかり分析します。この方法として、検討項目を作って希望度、優先順位を考えてみる、というのがオススメです。
例として、業界、企業タイプ、職種、給与、就業場所、労働時間、などなど。自身の『今回の転職の方向性』を考えて項目を設定し、それぞれについて考えてみます。重要にするポイントや、仕事の遣り甲斐は人それぞれですからね。この分析をしっかり行うと、後に面接を受ける際の『志望動機』に繋がります。
検討項目による分析が難しい場合!
その為の一番簡単な方法は、『求人情報を沢山見て気に入るポイントを理解する事』です。
ハローワークや求人サイトに、沢山の求人情報があります。色々と見てみる事で、自身が気に入るポイントが沢山出てくるはずです。
『裁量ある仕事の仕方に魅力を感じた』
『現場に近い仕事の仕方が自分には合っている』
『気付くと自宅から近い企業を選んでいた』
等に気付く事が出来る筈です。
具体的な方向性が決まったら、転職活動第二歩目は完了です!
ここまで分析も進み、具体的な方向性が決まれば、転職活動の準備もだいぶ進みました。次は具体的に動いていく事になるでしょう。
但し、大事なのは活動をしながらも、常に変化が起こるという事です。世の中も変わりますし、ご自身も変わります。気持ちももちろん変わります。