昨年からずーっと続いているコロナウィルスに関連する問題がきっかけで、今まで隠され続けていた真実に気づいた人も数多くいらっしゃるかと思います。情報には間違いどころか、人を騙すようなものも数多く存在しています。これは転職活動においても同じことが言えます。

また、情報が出ればそれに対する反対意見、そしてその反対意見に対する反対意見があり、ちょっとした対立も生まれていますよね。都市伝説とか、陰謀論とかいう言い方をする情報も多く目にします。一体何が正しいのか良く分からなくなりますよね。

様々な情報を得るだけでは、何も分からないのと同じです。自分が経験したこと以外は、「それは本当なのか」とか「証拠はあるのか」と言われても「それは〇〇が言ってたから」とか「〇〇という信頼できるメディアや本に書いてあったから」としか言えないですよね。

だとすれば、情報はどう扱えば良いのでしょうか。

情報+自分の頭で考えることが大切

こういう時は、右も左も満遍なく素直に情報を収集し、自分はどう考えるかということが大切だと思います。偏った情報収集は失敗するので気をつけましょう。

自分の頭で考え、自分なりの考えを持つことが大切です。

転職活動で言えば、それが「自分の軸」となります。

情報収集の時間よりも考える時間を増やす

情報量が多くなりすぎると、通常は思考が停止してしまいます。中には沢山の情報のシャワーを浴びて、考えることができる人もいますが、一般的には情報が多すぎると混乱してしまいます。

では、どれくらいの量の情報収集をすれば良いのかというと、皆に当てはまる答えではありませんが、ビジネスの世界や記憶力の定着などで言われているインプット3、アウトプット7の黄金比率を参考にしても良いのかなと思います。情報収集3割、考える時間7割といった感じですね。

この比率が自分には合わないということであれば、比率を変えれば良いだけなので、まずは情報収集は3割程度にとどめておいて、考える時間をしっかりと確保するように意識したほうが良いと思います。

自分の業界はどうなのだろうか?という視点で情報を見る

転職関連情報の場合、一般論で書かれているものが多く存在しています。特に製造業界の技術者向けの転職関連情報は、ほとんどありません。そのため、ネットや本で情報収集しようと思っても、答えに辿り着くのは難しいかもしれません。

まずは、一般的な転職関連情報を見る際、自分の業界ではどうなのだろうか?という視点を持って情報に触れることが大切です。

その先を調べるには、色々な方法がありますが、応募書類や面接関連の情報であれば、製造業界で人事をしている知り合いを複数探して聞いてみたり、製造業界で転職支援をしている人や、私たちのような業界特化の転職エージェントに聞いてみるのが確実です。

一般的な情報を見て間に受けないことが大切です。

製造業界の技術者は一般的な転職情報が当てはまらない例

製造業界の技術者には当てはまらない良くある話として、以下の2つをご紹介します。

職務経歴書は1~2枚にまとめる

そんなことはありません!

これは、書類選考する方が、短時間で多くの職務経歴書を見なければならないケースもあるから、アピールポイントを整理してコンパクトにまとめる。というものですが、技術者の場合は、経験してきたことを箇条書きに全て記載しておいたほうが良いです。

実際、弊社がお付き合いしている多くの企業から、弊社フォーマットのレジュメ(履歴書、職務経歴書)は非常に分かりやすくて良いという評価をいただいています。ただし、大作過ぎるのは問題なので、多くとも4ページくらいにはまとめましょう。

沢山の求人に応募して内定獲得率を上げる

これは転職の場合、危険な進め方だと思います。

沢山の企業を受けるという事は、1社1社に対する「思い」や「対応」、考える時間が少なくなってしまい、入社したらこんなはずじゃなかったというようなことにもなりかねません。

新卒の時であれば、そのようなやり方でも良い場合はありますが、転職の場合はある程度経験してきたことや、何故転職をしようとしているのか等、様々なことを整理して、進めて行くことが大切です。

まとめ

製造業界の技術者には当てはまらないという例はまだまだありますが、目にした情報を間に受けず、自分の業界の場合はどうなのだろう?という視点で情報収集していくことが大切です。

技術業界で各企業が求めているリアルな情報や、過去の事例などをお話させていただいています。業界に特化した情報が欲しい!という方は、是非ご相談ください。